厳しい就活&アルバイト生活

3 dogs walking ワンコ関連
walking 3 dogs

ポスグラを申請して就業できるようになってからあっという間に3ヶ月、まだまだ就活は続いています。
ただでさえ競争率が高いカナダで、経験もネットワークも浅い就活なので思ったように物事は進まず。気長にコツコツと・・・と自分に言い聞かせながら就職活動を続けています。とは言え、生活はしていかないといけないし、ワンコも養っていかないといけないので、就活を続けながら稼げる仕事ってなんだろうと考えた結果、ドッグシッター&ドッグウォーキングに挑戦してみることにしました。無知の分野でのバイトは難しそうですが、犬のことは少しは知っているので面倒を見ることなら出来ます。

日本では犬の散歩サービスってあまり浸透していないと思うのですが、カナダではペット飼育率が高く(?)働いている若者にとって散歩や日中のケアのニーズはとても高いです。
どうやってケアサービスを始めるかと言うと、私はアプリ登録をして始めました!
アメリカ&カナダで使われているRoverと言うアプリがあるのですが、犬の散歩(30分〜)、ドロップイン(ペットの家に遊びに行く)(30分〜)、デイケア、ボーディング(宿泊ステイ)など、リクエストに応じてケアを提供者を探せるようになっています。
私が日本にいたの印象では、ペットホテルかデイケアがメインで散歩だけ!とか30分だけペットの様子を見に来て!と言うような小さなサービスはなかったように思うのは、日本では安全性や家の中を他人に見せない文化だからなのでしょうかね。
コロナ前、長時間仕事をしていた時期に、30分だけわんこの様子を見て遊んでくれるサービスがあったら、私もジャンジャン使っていたと思います!!

実際ペットシッターになってから、散歩やドロップインもリクエストを受けたのですが、カナダ人のオープンさにいい意味でカルチャーショックを受けました。初対面で鍵を渡され、家に入るのを全く気にしないどころか、ペットフードを冷蔵庫やキャビネットから出して食べさせて欲しい、ベッドルームにいつもワンコが寝てるから迎えに行ってね、とかトイレ使っていいし水も飲んでいいよ(夏の間)とか、猫ちゃんの30分ドロップインのお仕事の時には、猫が寂しがるから、テレビ見て寛いでていいからできるだけうちに長くいてほしい!と言う人もいました(笑)アプリ登録時に、ちゃんと犯罪歴がないかなどスクリーニングされているのである程度は信頼があるのだと思いますが、カナダ人はとてもオープンです。

とは言え、ペットシッターはリクエストベースの仕事なので、登録した時は、本当に仕事は来るのか、実際どのくらい稼げるものなのか不安でした。カフェやレストランのバイトと比べると、時間が柔軟で就活を続けるにはいいのですが、全く仕事が来なかったら考えものです。
ちゃんとしたアルバイトが必要なら後で考えればいいかと、軽い気持ちで始めた仕事ですが、
3ヶ月続けてみた結果、大忙しの仕事になりました。

私の住んでいるLiberty Villageのエリアは若者(シングル向け)中心をターゲットとしたコンドミニアムがズラリと立ち並び、周りには公園、湖も近いので犬を飼っている人がたくさんいます。
犬+働いている飼い主=犬をケアして欲しい需要が高いエリア!
この立地がよかったのと、一日中いつでもリクエストを受けることができたので、急な難しい仕事も対応し、少しずつリピーターが増えていきました。
最初の1ヶ月半は割と静かで、1週間に1〜2日仕事があればいい方だったのですが、3ヶ月目にはほぼ毎日わんこがうちに宿泊滞在し、加えて日中は2〜3時間は散歩仕事をする日々。
そして他のわんこを公園で遊ばせている時に出会った人からも、ボーディングやデイケアをして欲しい!と、もはやアプリを通さず依頼を受け始め、雪だるま式に仕事が増えていき、うれしい悲鳴(?)の毎日。私は他のシッターの中でもかなり価格を安くしていた方ですが、1ヶ月大体1200ドル〜1500ドルくらいの収入になっていたと思います。
家賃と生活費を全てはカバーできませんが、この仕事のおかげでなんとか暮らしていけていると言っても過言ではありません。

beach with Tilly3 dogs picin the housein front of the statuesamson

2 dogs on muskoka chair2 dogs walking together

クライアントの中には、いろんな人とワンコがいて、通常なら出会うことができない人に会ったり、カナダでの暮らしを垣間見れることもドッグシッターになってよかったなと思う理由の一つです。
中には、家の中に大きな蛇を飼っていたり、カメレオンを飼っていたり、すごーく広いお家に住んでいる家族もいれば、高層マンションで優雅に暮らしているカップルもいます。ブルーを散歩している時に、クライアントとお世話をしたワンコとばったり遭遇して話をすることもしばしば。白人のクライアントが多いのですが、私がアジア人だからなのかアジア系のクライアントもたくさんいます。みんなとても優しく、仕事を依頼しているただのシッターとしてではなく、犬だけに拘らない会話をしたりして対等に接してくれるのもカナダらしいなと思うところです。

シッターとして仕事が忙しいのはいいのですが、就活が疎かになってきてしまっていることも否めないので
ドッグシッターの仕事を減らしてちゃんと就職活動に集中しようと思っているところです。

就活の方はと言うと、3ヶ月でのんびり25件くらい仕事の応募をしたでしょうか!?
実際そのうち書類選考を通ったのは4件。
友達には、「6ヶ月間は就職期間として考えた方がいいよ」と言われていましたがこのペースで本当に6ヶ月で何か決まるのか不安です。
いくつかは面接も受けていますが、次に進まなかった連絡を受けた時のショックは大きいです。。。そしてインタビュー結果を待つ期間も長い!
このままちゃんとした仕事が決まらなかったら、一時的にでも日本に帰国して就職するべきか、全く別の仕事を考えるべきなのか、学生に戻るのか。。。色々な選択肢を考え始めています。
永住権を目指してここまで来たのに、日本に帰る可能性も考えないといけないと思うととても悲しいのですが、とりあえず今年いっぱいはカナダでサバイバルしながら就活を続けたいと思います。

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