「カナダに移住したい!」「永住権が取れなかったら日本に戻ればいいんだから失敗覚悟でトロントに行く!」と勢いで渡航はしたものの、当時は1−2年で永住権が取れるだろうと言う見込みはあったんですよね。学校1年と、カナダでの就業1年でCRSスコアが十分エクスプレスエントリーの抽選内に入るはずだったんです。
でもコロナがあり、カナダの経済効果を見込んだ移民施策が加速した結果、移民人口が一気に増え、競争率が上がり、カナダ政府にとって売り手市場になり、点数が圧倒的に高止まりしただけでなく「カナダが必要としている」労働者に限定した抽選が始まり(カテゴリー別抽選)、移民局が指定した職種(とフランス語)に就いているか、CRSスコアが高くないと永住権に入れない状況になりました。全く読みが外れました。
私の今の点数は481点。先月まで487点でしたが、また誕生日を迎えて6点減点。カナダの就業経験が2年になり、一歩進んだかと思いきやまた一歩後戻りです。いや、去年の時点では474点だったので、2歩進んで一歩下がったと思いたい!( *`ω´)
2023年後半にカテゴリー別抽選が始まってからしばらくCECを含めたジェネラルな抽選(職種などに限定せず点数のみ考慮した抽選)はなかったのですが、2024年後半に数ヶ月CEC対象の抽選がまた始まり希望が戻ったと思いきや、一番低かった点数でも508点。481点では全く手が届きません・゚・(ノд<)・゚・
直近のCEC抽選なんて539点ですよ!?(2024年11月19日)。ため息しか出ません。
前回の投稿では仕事も順調、友達の輪も広がってトロント生活を楽しんでるなんてコメントしましたが、心のどこかでは、せっかくトロントでここまで築いた生活もあと少しで、今度こそ本当に終わりを告げるかもしれない、という不安がよぎります。
奇跡的に再更新となったPGWPも、2025年5月に期限が切れます。
ビザの残り期間が1年になった今年の5月はズドーンと落ち込み、何人かの移民コンサルタントや弁護士にも相談しました。現在のCRSスコアが高止まりした状況では、待っているだけでは1年以内に抽選に入れる可能性は少ないので「永住権をサポートしてくれる雇用主を探すことだよ」というのが一番のおすすめでした。
オンタリオ州政府プログラム(OINP)で希望の光が見えたが・・・
永住権を取るためには、Federal(全国レベル)のCRS抽選に入る以外に、オンタリオ州政府プログラムを使って永住権を狙う方法もあります。今回の就職で、契約社員ではなく正社員採用になったため、オンタリオ州政府プログラム(OINP)のEmployer Job Offer: International Student stream枠、またはEmployer Job Offer: Foreign Worker stream 枠で応募できるようになったのです。
ということで、就職が決まった時に、すぐにこのForeign Worker streamに応募することにしました。すると1ヶ月後になんと、オンタリオ州からITA(Invitation to apply)を受けとったんです。(*ノдノ)
つまり、永住権応募に入り、書類審査が通れば永住権を取れることに。永住権に後一歩で手が届くところまで行ったんです。
ところが「Employer job offer」という名前がついている通り、申請用に指定された書類を雇用主に記入してもらう必要があります。
会社の人事に相談したところ、「会社のポリシーでこの書類は提供できない」と拒否され、せっかく永住権を取れるチャンスだったOINPは提出できずに終わりました。
相談した移民弁護士も正直驚いていました。グローバルな会社で州政府の書類に協力してくれないなんて、と。。。
そういうわけで、永住権を本当に取りたいなら転職活動をすぐにでも始めて、書類提出をサポートしてくれる会社を探す事だよ、というのが弁護士のアドバイスでした。
とはいえ、半年もかけてやっと手に入れた仕事だし、いい同僚に恵まれて楽しんでいるので、1年もせずに次に転職するなんて気が進みません。。。まだ転職活動は始めていませんが、いよいよビザ失効までの期限が半年に迫ったので、一歩踏み出さないといけない状況に来ています。
永住権が取れないという状況を考えると真っ暗闇の中にいるようですが、まだ最悪な状況ではないんだと気付かされたこともあります。
人生は変化球の連続
コロナを受けて、カナダには大量の移民が(そして留学生が)押し寄せました。
みんな同じタイミングでPGWPを取得し、コロナが終わる頃に永住権を取れていない移民のPGWPが大量に失効。
この救済策として、カナダにいてPGWPが失効した場合「一回限り」で18ヶ月間ビザを延長できることになったわけです。
仕事ができなかった多くの移民が、PGWP更新期間が始まってすぐに手続きを開始。更新期間は18ヶ月なので、すぐに承認が降り場合、ビザの期限は2024年の10月までということになります。つまりすぐにPGWP延長を申請した場合、11月の今の時点で既にビザ失効になっていると言うことです。(꒪⌓꒪ )
私の場合、当時「再就職までどうせ時間がかかるだろう」とずるずると応募を2週間待ったこと、またきっとカナダ移民局のランダムな(?)書類審査もあるのでしょう、ビザの承認までに7ヶ月かかりました。カナダのビザは承認された日から18ヶ月間期限になるので、結果的に私は7ヶ月間追加した2025年5月まで働けることになりました。が・・・もしビザが10月までだったとしたら、今またプー太郎になっていたと言うことです。私と同じ時期にカナダに来た友人が、「周りの友達はみんなPGWPがまた切れてしまったんだよ」と言ってるのを聞いて初めて、私が他より7ヶ月長く働けている、有難い状況にいることに気付かされました。
また現在の就職先でも思わぬ変化がありました。
就活していた当時、今の会社でいくつかのポジションを募集していたので(2つは同じ部署)「数打ちゃ当たる!」精神で両方とも応募。一つはデジタルマーケに関連する仕事、一つはデータ分析の仕事です。直近の職歴がデジタルマーケティングだったので、正直デジタルマーケ職の方で採用になったらいいな〜と希望を持ちながら、どちらも最終面接まで進みます。4ヶ月の選考の結果、デジタルマーケの方は不採用、後にデータ分析職の方で採用となりました。
つぶやきですが・・・デジタルマーケの選考は特に、面接をした採用マネージャーからポジティブな感触があり希望を持たせるような反応もあったので、不採用通知が来たときは、それはそれは・・・言葉にできないほど落ち込みました。「もうまともな就職なんてカナダではできないんだ、このままアルバイト&貧困生活が続くんだ」と自暴自棄になった日々です。
それ故に、第二希望だったデータ分析ポジションですが、採用が決まった時には本当に本当に安堵したこと、神様に感謝し、精一杯仕事を頑張ろうと決意したことを覚えています。就業開始してからは、本当に良いチームメンバーと上司に恵まれ、社内のデータに関しての知識も積むことができ、結果的に良い方向に進んだと確信していました。
ところが1年もしないうちにデジタルマーケ職で採用された(私が不採用になったポジション)同僚が辞職することに。その結果、デジタルマーケ職の採用責任者から「去年面接した時にあなたのスキルと職歴は既にわかっているから、是非来てほしい」と声をかけられたのです。
私としてはデータ分析の職で満足していたし、2年は同じポジションにいたいと考えていたので青天の霹靂(?)だったのですが、部署内の何人かのマネージャー、また人事に相談したところ、デジタルマーケ職は今需要の高いスキルだし、キャリアとしていいステップになるよと勧められ、デジタルマーケ職への異動を決断しました。
この社内オファーですが「単純な社内異動」で済ませるのではなく、好機と捉えて交渉材料にすることにしました。交渉目的は、もちろん「就業ビザ」です。来年5月にビザ失効になるとすると新しいポジションで7ヶ月間しか就業できないので「異動するなら長く働けるように就業ビザのスポンサーをしてほしい」と人事に相談したのです。今はまだビザ失効まで時間があるので、来年になってから実際ビザにスポンサーが可能か相談することになりますが、前向きに考えるよという返事でした。
現在は、新しいデジタルマーケ職で忙しく見習い中です。
人生3歩進んで1歩下がる、また個人的には人生は「塞翁が馬」(「一見、不幸せに思ったことが幸せに転じたり、その逆だったりすること)だと信じていますが、今回の出来事、不採用になって落ち込んでいたデジタルマーケ職が、ビザ延長の可能性(とデータ分析の経験)のおまけ付きで戻ってきたことを考えると、人生って予測不可能なもので、最終的に行きたい方向へ不思議と展開していくものなのだなと思わされます。
2025年、移民施策への変更
また今年、移民局から移民施策に関する変更がいくつか発表されています。
2023年の計画では2025-2027年にかけて移民人口を増やす方向でしたが、今年の発表では2025年の移民は減らすことに。
ただ今年に入って、留学生ビザの発行数を減らしたり、ポスグラの取得条件が厳しくなってきているので、カナダへの移民は自然に減ってくるだろうこと、また現在カナダ国内にいる労働者(期限付きビザで働いている)を永住権のために優遇するという意見もあるので、もしかしたら来年になってCEC抽選の点数基準も下がってくるかもしれません。
ビザの期限も残り6ヶ月となり、トロントに残りたい気持ちはいっぱいですが、
もし・・・もし万が一永住権が取れなかった場合、今度こそ日本に本帰国することになると思っています。
4年間のトロント生活を後にして日本で生活基盤を立て直すと思うと残念な気持ちですが、日本帰国の考えも時間をかけて最近受け入れられるようになりました。今になって日本に感謝することもたくさんあることもあるからでしょうか。
不思議な人生の展開を含めて「人生起こること全てに意味がある」とすれば日本帰国にもきっと意味があるだろうと思っています。
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