トロントに来てから8ヶ月間、課題に追われる学校生活&パート仕事の両立で週末も問わず机に向かう日々が続いてせっかくのトロントの夏を楽しむ余裕がなかったのですが、8月末をもってめでたく学校を卒業することになり、卒業旅行としてブルーと一緒にナイアガラの滝に行ってきました!
トロントと言えばナイアガラの滝・・・メジャーすぎる観光スポットですが愛犬との小旅行を紹介します!
トロントにいると、公共交通機関(TTC)に対する周りの人の評価は厳しいのですが(私は最初来た時、公共交通機関の発達ぶりに感動しましたが)、市内だけでなく周辺都市をカバーするGO Trainは割とトロントの人によく受け入れられています。車がない人にとってもぶらりと通勤や旅行ができて便利!ナイアガラの滝へもGO Trainを使えば2時間で行くことができます。
ナイアガラの滝へGO!
今回は始発のUnion Station (トロントの中心駅)からではなく、アパート近くにあるExhibition駅から途中乗車し、Niagara Falls駅を目指します。ナイアガラへは、直行する電車が一日3本ほど(週末)、また途中の駅でバスに乗り換えをすれば30分に1本ほどの頻度です。
もう一つ良いのはブルーと一緒に気軽に旅行できること。カナダは犬に優しい国でケージなしでも犬を連れて電車に乗車でき、今回のGO Trainがブルーとの初めてのケージなし旅行となります(*σ´∀`)σyay
9月頭、正式な夏は終わりとなりますがまだまだ暑い!
電車の中に入ってみると、座席や車内は予想していたよりも綺麗で整っています!トイレもついていて安心。
犬がいなければいけない場所も特にしてはない様で、適当な場所を見つけて座ります。まだコロナの影響か、夏休みも終わったからか、電車の中はガラガラに空いています。
床に落ちている食べ物のカスを狙ってブルーが動き回れてしまうのは難点ですが(汗)日本でケージに入れてゴロゴロ運んでいた苦労を考えると、リードだけで乗車できるのはワンコにとっても飼い主にとっても快適そのもの。
Niagara Falls駅に到着!
Niagaraの最終駅はメインの滝(Horse Shoe Falls) から徒歩20分ほどのところにあるので、ブルーと一緒に歩きます。
まさに馬の靴(蹄鉄形)をしていることからHorse shoe fallと名付けられた様です。
まだ滝の姿は見えなくても、ゴォーーーと地響きするような音が聞こえて、滝の近くまできているのがわかります。
実際の滝がこちら!
Niagara Falls (Horse Shoe Falls)
川を挟んで向かい側はアメリカ。川を境に国境が分かれているなんて不思議な感覚です。
滝にさらに近づくと水しぶきが激しく飛んできます。。
さて、ナイアガラで主な観光スポットを回っている交通機関としてWEGOバスが使えるのですが注意しなくてはいけないことが。
それはこのご時世には珍しく、オンラインでチケットを購入したりバス乗車の際に運賃の支払いができないこと(*2021年9月時点)
24時間か48時間乗車券の販売となり、しかも購入するお店が決まっています。
詳しくは、WEGOバスサイトへhttps://wegoniagarafalls.com/fares/
そしてもう一つは、GO Trainのように犬をリードだけで連れて入れないこと。ペットの場合、小型犬のみ、ケージに入れての持ち運びなら乗車可能とのこと。小型犬を通り越して中型犬に育ってしまったブルーは乗車ができないため、今回の小旅行は街歩きを楽しみ、川沿いでピクニックをすることにしました。
夜になると景色も変わります。ライトアップされたナイアガラの滝も、とても綺麗です(*´ェ`*)
昼間はとても暑かったのですが、カナダで言う9月ともなると朝晩は一気に涼しくなる上に風も結構強いので上着は必要です!
ナイアガラでハイキング
せっかくブルーを連れてきているので、翌日はナイアガラの近くでハイキングをすることに。
*ちなみに、私の英語勘違いあるあるですが、ハイキング=山または丘などを登ること、そして平坦な道を歩くこと=トレッキング、と分けるのだと思っていましたが、正確には「登る」のも平な道(公園など)を歩くのも、自然の中であればハイキングと呼ぶことを知りました。
さてどこに行こうかと悩み、ナイアガラのメインの滝から北上して5km程のところにあるWhirlpool(渦巻)を見ていくことに。ゴンドラのあるスポットからWhirlpoolを臨むと、向こう側に砂浜のビーチがあることを発見。ナイアガラ川の水に触れられるなんてとても気持ちよさそうなので、ビーチまで降りられるハイキングトレールにブルーと挑戦してみることに!
ビーチに向かうには、Niagara Glen Nature Centerと呼ばれる、川の北側にある施設から入ることができます。
お土産ショップ、トイレなどがある小さな施設を通り越し、ハイキングコースに入ります。いくつかコースがある様子ですが、今回はWhirlpoolの方向へ向かうので、川沿いの真っ直ぐなコースを進みます。
またこの看板をよく見ると川のところに「DANGEROUS WATER」や「DANGER」と書いてあり、川には簡単に入ってはいけないことがわかります。
インターネットで調べると、このコースは初心者向けとなっていましたが、コースに入ってみると崖っぷちの険しい岩の中を進むではありませんか・・・これを初心者と呼ぶなら上級者コースはどんな難しいのん!?(; ̄ー ̄川 と思いながら歩きます。Whirlpoolへ進む道は川沿いの崖を通るので険しいのでしょうか、他の森の中のコースならもう少し歩きやすいのかもしれません。
街中を歩く薄っぺらいスニーカーで来てしまったのを後悔しつつ、せっかく来たので頑張ってWhirlpoolへ向かいます。ナイアガラに来る方、ハイキングを検討する場合は、靴底が厚め、滑り止め付きの歩きやすいスニーカーで来ることをお勧めします!!
ブルーは暑そうですが、せっせと森の中を突き進みます。
歩くこと1時間ほど。汗をかきかき進んでいると急に景色が開けたスポットへ!この時点でかなり疲れていたのでブルーと一緒に一休みです。
天気と景色は最高!滝からは離れていますが、渦巻近くだからかゴーっという音がして、白い波とともに水流がとても早いのがわかります。
右上には、崖の上から見たゴンドラが見え、Whirlpoolはすぐそこ、というところまで来ました。
一休みを終えてハイキングを再開しましたが、少し進んだところで大木に道が寸断されてしまいます。本当にハイキングコースなのか雰囲気も怪しく、ブルーを抱えて歩かなくてはいけないことから、今日のところは良い景色が見れたので満足とし、ビーチへ向かうのは断念することに。
旅行はいつも時間が足りず、全てをやり尽くすことができないので「Always leave an excuse to come back! (次に戻ってくる理由を残しておくこと!)と言うのが私のモットー(?)で、たどり着けなかったWhirlpool Beachも次回ナイアガラに来た時に再挑戦することにします。
ビーチで川の水に触れることができなかったので、帰り道は水流の穏やかな浅瀬で足だけ浸かることに。
綺麗な水で冷たく、ブルーも気持ちよさそうです。周りには家族連れもちらほら、子供たちが水遊びをしていました。
次のミッション
今回はナイアガラのメインの滝周りとハイキングを楽しみましたが、ナイアガラと言えばワインも有名だそう。
「Niagara」に行ってきたよ!と言うと、主にNiagara on the fall(メインの滝エリア)またはNiagara on the Lake(ナイアガラのオンタリオ湖側エリア)どっちに行ったの?と聞かれます。滝の方は、商業化していてお店やレストランがたくさんありますが、湖のNiaga-on-the-Lakeの方はぶどう畑が続く田園風景とワイナリーが特徴で、とても人気があります。夏には、昼からワインを飲んで楽しむのもよし、自転車でワイナリーを巡るツアーをするのも良いとのこと。
今回はコンパクトな卒業旅行でしたが、ブルーとカナダの自然を見れて大満足!
次はNiagara-on-the-Lakeのワイナリーに来ることを目標に、そしてカナダの自然も色々楽しみたいと思います。
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